「この学校には弁護士が必要です」という作品をご存じですか?
めちゃコミックオリジナル作品で、広告などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
いじめを復讐するというテイストの漫画は最近の流行りですが、弁護士という大人が物語の主軸になるストーリーは珍しいですよね。
内容を読んでみたいけど、めちゃコミに登録していないし、課金をするにも面白いかどうか内容をあらかた知っておきたい・・・という方は多いのではないでしょうか?
今日は、「この学校には弁護士が必要です全話ネタバレ!いじめの反撃方法まで徹底調査!」として、この学校には弁護士が必要です全話ネタバレといじめの反撃方法まで徹底調査していきます。
この学校には弁護士が必要です全話ネタバレ!いじめの反撃方法まで徹底調査!
「この学校には、弁護士が必要です」て漫画の、被害者が自殺して加害者に後悔させようとした場面で、
「傷付けた側は都合の悪い事は忘れるようにできている。君(被害者)みたいな優しい人間が生き残って、世界を優しくしていかなきゃならないんだ。」みたいな台詞があって、確かにそうだなと思った。— まほうつかい (@ARdKw3mwONHWOYK) January 16, 2024
「この学校には弁護士が必要です」は、めちゃコミックオリジナル作品であり、現在12話まで配信されています。
早速各話ごとにネタバレと、法律を用いてのいじめの反撃方法を見ていきましょう。
この学校には弁護士が必要です1話ネタバレ
本作の主人公は國崎法律事務所で弁護士を務めている國崎学(くにさきまなぶ)です。
國崎は教育機関専門の弁護士であるスクールロイヤーであり、パラリーガルの法正律子(ほうしょうりつこ)とともに日々働いていました。
そんな二人のもとに、相談者である望月朋子(もちづきともこ)が現れます。
望月朋子は娘の澪のいじめについて相談をしに来たのでした。
澪は1か月ほど前に階段から落ちる事故を起こしてしており、それ以外にも、手にあざがあったり、制服が汚れていたりと、親の朋子から見ても明らかに様子がおかしかったのです。
最近は、スマホの画面がバキバキに割れていることもあり、澪が誰かからいじめられているというのは、疑いようのない事実でした。
しかし、学校はそれを認めず、調査を依頼しても「いじめはない」と断言されてしまいます。
それどころか、「過程に問題があるのではないか?」と朋子に責任転嫁までする始末でした。
話を聞きながら、國崎と法正は呆れと怒りの気持ちをあらわにします。
朋子が心配をするも、脅されているのか澪は何も話さず、頑なに登校しようとします。
澪からも心を開いてもらえず、朋子はどうしたらいいのか絶望していました。
実は、朋子は澪が物心をつくあたりで元夫と離婚しており、そのことが原因で構ってあげられなかったのが影響しているのではないかと、一人不安になっていたのでした。
朋子の心の声や悩みを聞き、國崎は「娘さん(澪)は朋子に心配させないようにそういった態度になっているだけだ」と伝え、「朋子が自分を卑下しても解決しないのでしっかりするべきだ」と諭します。
そして、「いじめはいじめた人間のせいで起こる」とはっきりと断言します。
國崎の力強い説得や論理的な考え方は読んでいるこちらにも響くほどでした。
いじめに対しての発言とスタンスに、仕事に対してのプライドや強い意志がしっかりと反映されていますね。
この学校には弁護士が必要です2話ネタバレ
2話では朋子に連れられて、國崎と法正は澪の部屋に行きます。
部屋の様子を見て、國崎は「澪は勉強が好きか?」と朋子に尋ねます。
朋子は好きだと思うと回答すると、「部屋に教科書が一冊もない。とられたんだ。」と発言し、早速洞察力を発揮するのでした。
教科書をとられてもなお、心配をかけないように勉強を頑張っている澪。
そんな澪のようにしっかりした子供でも中身はまだ子供であり、その些細な変化を逃さないことが大切だという発言には思わずグッときました。
そんなやり取りをしていると澪が帰ってきました。
澪は、國崎たちの姿と弁護士を見るや否や、「ほうっておいてほしい」と言い、部屋にこもってしまいました。
決して心を開こうとしない澪を、スマホをきっかけに部屋から出すことに成功します。
「君みたいな人を助けたい。必ず力になる。」対面で話したことで心が通い合い、澪は涙を流しましたw。
場面は変わり、國崎は澪の学校に来ていました。
相変わらずいじめの事実を認めようともしない校長に國崎も若干お手上げ状態です。
校長は「生徒がスマホを持つことを許可している」ことを話し始め、いかに自分たち教師が生徒の指導に手を焼いているかを語り始めます。
自分たちが関わっている状況を「異常」だと他人事のように笑う姿からは、教育者として考えることを諦めた、大人のずるさが感じられました。
自分たちも精一杯やっているんだと主張する校長や担任達に対し、國崎は、「生徒のことを分かったつもりになっているのではないか?彼らの本当の気持ちに気が付くチャンスはいくらでもあったのではないか?」と諭します。
コンプライアンスに縛られることを嘆く先生に対し、國崎は法律でしっかりと指導をすればいいこと、そして、この学校には弁護士が必要なことを伝えます。
この学校には弁護士が必要です3話ネタバレ
学校の対応を受けて、なぜああも役に立たないのかと法正は憂いていました。
実情として、いじめは多くの学校に問題として存在しています。
しかし、実際はいじめは「ないのが当たり前」であり、「あれば評価が下がる」というのが今の学校への認識・評価です。
そのため、いじめに対しての認識や仕組みから変えていく必要があり、現状では学校がいじめに対して積極的に見つけて対応をしていくのは難しいだろうということでした。
そんな中、澪の母親より電話があり、國崎は澪がまだ家に帰ってきていないことを知らされます。
案の定、澪は公園のようなところでいじめグループから集団でいじめを受けていました。
財布をとられカツアゲまがいのことをされ、金がないなら盗んで来いと脅されます。
澪は前にも脅されて万引きをしたことがあり、その証拠をしっかりと撮られているため反論もできないのでした。
万引きに向かう途中で澪のスマートフォンがなっていることに気が付いたいじめグループは、澪からスマートフォンを奪おうとします。
そこに國崎が現れ、その状況を問い詰めようとしますが、「澪からもらった」と言い張ります。
そして、二人の目の前でスマホを踏みつけ、壊し始めるのでした。
この学校には弁護士が必要です4話ネタバレ
國崎が弁護士であると知ってもなお、自分たちは未成年だからといじめグループは行為を辞めることはありませんでした。
澪のスマホを踏みつけ壊したあと、気が済んだのかいじめグループは帰っていきました。
澪は無惨に壊されたスマホを見ながら、國崎に直してもらったのに・・と謝罪をします。
しかし、すべて仕掛けられたことであり、スマホが壊されたのは國崎の作戦通りでした。
國崎がノートパソコンを開くと、先ほどの様子が動画で撮られていました。
澪のスマートフォンを直した際に、動画を撮り証拠を記録できるように細工をしていたというから驚きです。
それだけではなく、いじめグループの面々にもGPSを仕掛けるよう手配をしていました。
この学校には弁護士が必要です5話ネタバレ
國崎は事務所に戻り、GPSでいじめグループの動向を見張ります。
いじめグループは集団で澪の自宅に行こうとしていました。
國崎は澪の家にすぐに向かい、彼らに書類を渡しました。
同じものを親の元にも送られていると知り、いじめグループは真っ青になりすぐにその場から立ち去っていきました。
國崎が証拠を元に訴えようとしているのだとやっと気が付いたのですね。
弁護士らしく法を用いての制裁を行ったのでした。
これで大丈夫と思ったのもつかの間、澪が手紙を残し、またいなくなってしまいました。
澪は自殺をするために学校の屋上に来ていました。
証拠として撮られていた万引きの動画が気がかりだったためです。
万引きしている姿を母親に見せたくない、死んでいじめてきたやつらを後悔させてやろうと思ったというのです。
國崎がいじめグループの生徒のスマホにハッキングをしすでに動画を削除しており、そのことを伝え澪の自殺を止めることができました。
「ここで君が死んでも無駄死にだ」と説得する國崎の言葉は力強く、澪の心にしっかりと届いたのでした。
この学校には弁護士が必要です6話ネタバレ
6話は國崎の過去が明かされた回でした。
國崎は過去、同級生の佐竹と二人でいじめにあっていました。
男子生徒たちにサウンドバックのように殴られ、抵抗もできず毎日のように二人でぼろぼろになっていました。
國崎と佐竹は、お互いの存在を心の支えとして辛いいじめに耐えていたのでした。
しかし、無情にも二人の仲を引き裂くような出来事が起こります。
いじめグループからある日突然「お前らで殺し合いをしろ」と命じられ、國崎と佐竹はナイフを持たされたのでした。
嫌がる二人でしたが、いじめグループの一人が佐竹を強く推したことで、佐竹の持つナイフが國崎の頬へと当たり、血が出てしまいました。
思ったより大けがをしてしまった状況に、いじめグループたちは慌てて逃げていきます。
自分がナイフをあてて怪我をさせてしまったと佐竹は酷く悔い、その後すぐに自殺をしてしまいました。
國崎は澪に語り掛けます。
この世界は優しい奴ほど命を絶ってしまうこと。
それは決して許されないこと。
そして、そのために、自分は悪い人間を裁く人間(法律家)になったこと。
死を選ばずに、生きて、この世界を優しいものにしてほしい、と。
國崎の言葉に、澪はぼろぼろと泣いていました。
そして、自殺することを辞め、生きることを選んでくれました。
この学校には弁護士が必要です7話ネタバレ
澪が登校すると、いじめグループの4人がすでに退学処分となっていました。
万引き動画はSNSで拡散され、教室でもかなり話題になっているようです。
しかし、不可解なことが起こっていたのです。
動画にしっかりと映っていた人間の中で、親が権力者である窪園だけはお咎めなく、その代わりに、澪の友人である時田月子(ときたつきこ)が退学処分になっていたのでした。
月子からいじめられた記憶などない澪は、月子が巻き込まれてしまったのだと思い担任に聞きに行きます。
しかし、担任は面倒くさそうに
- 映像については審議をした
- そのうえで、映像が荒かったため窪園だと断定できなかった(そのため窪園はお咎めなし)
- 窪園もやっていないと言っている
- 逆に時田(月子)は自分が万引きをしたと自供した
と答えます。
澪がその対応に不満を漏らすと、担任は脅しのような言葉を言ってきます。
窪園の罪の濡れ衣を着せられて月子が退学になってしまったのは誰が見ても明らかでした。
この学校には弁護士が必要です8話ネタバレ
8話は、澪たちのクラス担任である木根(きね)のターンでお話が進みます。
木根は今回の騒動で同僚の教師からも責められ、肩身の狭い思いをしていました。
そして、一番頭を悩ませていたのは、窪園という生徒の処分でした。
母親は手の焼けるクレーマー(モンスターペアレント)・父親は市議という窪園家。
窪園の処分次第では、面倒な窪園家を敵に回すことになりますね。
なるべく穏便に済ませるため、窪園の代わりに無実の生徒(月子)をいじめの加害者に仕立て上げたのでした。
次に、國崎視点へと話が移ります。
明らかな加害者である窪園はお咎めなしであり、代わりに無実の月子が処分されたことに対して、國崎も大きな疑問を抱いていました。
そんなところに澪と母親がやってきます。
月子は澪にとって大切な幼馴染であり、月子が巻き込まれるとは我慢ができないと澪は悲しんでいます。
加えて、澪は今回の件で担任から脅されたことについても詳しく國崎に話しました。
澪は月子を助けてほしいとお願いします。
学内のいじめもしっかりと法律で裁く必要がある・・・、國崎はこの問題に弁護士として再度向かい合うことを決めました。
この学校には弁護士が必要です9話ネタバレ
9話は元凶・窪園ナルミから話が始まります。
窪園は仲間たちと一緒にいじめをしていましたが、自分以外の他の生徒たちは全員退学処分となりました。
権力がある親のおかげで窪園だけは処分を免れましたが、いじめ仲間やいざという時の味方は全くいなくなってしまいました。
窪園は仮病で学校を数日休んでいましたが、母親はその嘘を信じ込み、受験の心配しています。
窪園は、「受験を成功させなければいけないわよ」と親の理想を押し付けられ、プレッシャーをかけられていました。
窪園は母親をかわしつつも、國崎の書類の件で「訴えられたらどうしよう・・・」と不安を抱えていました。
ある日、職員室に國崎は窪園の母親を連れて向かいます。
窪園の母親はご立腹な様子で、木根先生に、一体どういうことか!?と詰め寄ります。
事情を聞くと、自分の娘・ナルミよりも成績が悪い生徒を推薦入学させるという噂を聞いたようです。
校長に訴える!と騒いでいる母親を前にして、木根は慌てます。
厄介な窪園の母親を味方につけるとは、國崎はかなりやり手ですね。
この学校には弁護士が必要です10話ネタバレ
窪園の母親は校長に娘・ナルミが推薦枠から外れた理由を説明しろと詰め寄っています。
多額の寄付をしたにもかかわらずどういうことか?!とかなり怒り心頭な母親を前に、校長も木根先生も顔を青くし、困り果てていました。
國崎は、窪園の母親が1400万ほど振り込んでいいることと、木根が教師の立場でありながら生徒への脅し、内申の改ざんをしていることを指摘します。
たじろぐ木根に対し、國崎は脅された生徒から入手した証拠を突きつけます。
すると、言い逃れができなくなった木根は反省をするどころか逆ギレをし始めました。
窪園一家が学校に寄付をちらつかせ、娘のナルミが有利になるように仕向けたと、窪園一家のせいにし始めたのです。
木根と母親がどっちもどっちな言い争いをする中、校長室内にいた一人の女性が「お話は全て聞かせていただきましたよ」と発言しました。
この女性の正体は一体誰なのでしょうか?
この学校には弁護士が必要です11話ネタバレ
母親が学校に根回しをし、娘・ナルミの成績や内申を改ざんさせていたことや、学校もお金に目が眩み、それを受け取っていたことが明らかになりました。
また、優遇される窪園の代わりに他の生徒が不当に貶められていたことも・・・。
かなりの事実が明らかになったことで、東京都の職員が動き出したのでした。
学校だけではなく自分にも罪があると分かり、窪園ナルミの母親も慌て始めます。
あくまで娘のためにやったことだと主張する母親。
しかし、その行為が娘を勘違いさせていると指摘され、返す言葉もありません。
窪園ナルミは、人に平気で暴力を振るい、人のものを壊し、それでも罰されず親に守られてきました。
そのため、ナルミは自分の行動が罪だと正しく認識できないまま、歪んで育ってしまったのですね。
國崎は窪園ナルミの母にも、教師にも問いかけます。
大人である自分たちは、子供を正しく導かなければならないこと。
しかし、今の状況では、子供たち誰もが犯罪をしてしまうような大人になってしまうこと。
そんな國崎の言葉に、誰も言い返すことはできませんでした。
場面は変わり、いじめの示談のため、國崎弁護士事務所に窪園ナルミと澪が集まっています。
ナルミは全く反省しておらず、ずっと不機嫌そうにしています。
澪はそんなナルミに対して、絶対に許さないこと、証拠を持っているから今後同じようなことが起きればいつでも訴えることを告げます。
ナルミはやっと自分が不利な立場にいることに気が付き、謝罪をするのでした。
今までずっと罰を受けずにいたナルミでしたが、今回の件ですこし痛い目を見たのではないでしょうか。
親からしっかりと人としての教育を受けてこなかったナルミは、自分のしたことの重大さにも気がつけず、人の痛みにも鈍感な人間に育ってしまいました。
ある意味可哀想に思えてしまいますね。
この学校には弁護士が必要です12話ネタバレ
12話は、澪のいじめ事件の後日談です。
國崎の弁護士事務所に澪と友人・月子が訪れました。
月子は、不当な退学処分を國崎が助けてくれたことに対してお礼を伝えます。
人間不信になるほどショックを受け悩んでいたようです。
國崎は、いじめは学校だけのものではないこと、しかし、もしこの先もまた同じ場面に出くわしても、今回の経験が糧になるであろうことを伝えます。
それでも、自分1人で抱えきれないときは専門家に頼ってほしいと伝え、優しいまなざしで二人を見つめるのでした。
場面は変わり、澪と月子が帰った後の事務所に、國崎と助手の法正が残っています。
テレビでは、また別の学校のいじめ問題のニュースが流れていました。
そんな時、國崎の元へ弁護士の亀谷から電話が入ります。
テレビでちょうどやっていた「高校野球のいじめ問題」を手伝ってほしいという助っ人以来の電話でした。
國崎は、息をつく間もなくまた次の事件に向き合うことになるのでした。
次の事件がどういうものか、続きが気になりますね。
この学校には弁護士が必要です全話ネタバレ!いじめの反撃方法まで徹底調査!まとめ
「この学校には、弁護士が必要です」と言う漫画を見かけたけど、これはその学校じゃなくてもそうあるべきではないのかと思う。弁護士稼業にとっても、そう言うことが普通になったら過払い金対応より儲かるんじゃないの?
— まりんらんど (@marineland0626) December 25, 2023
今日は、「この学校には弁護士が必要です全話ネタバレ!いじめの反撃方法まで徹底調査!」として、この学校には弁護士が必要です全話ネタバレといじめの反撃方法まで徹底調査していきましたが、いかがでしたか?
いじめに対しての報いや復讐を描く作品は数多ありますが、本作のように大人、しかも弁護士がしっかりと法に基づき、法の力で罰則していくというのは珍しいですよね。
学校は心身ともに不安定で伸びしろのある生徒が集まっており、そこで発生するトラブルや事件は簡単に思春期の心を傷つけてしまいます。
教育機関専門の弁護士というのはまだ珍しいですが、本作を読んでみるとそれが不思議なくらい必要なものなのだと感じさせられますね。
軽く扱われがちないじめなどの「犯罪」を、しっかりと罰してくれる様子は見ていて救われました。
今後どうなっていくのか、続きを楽しみに待ちましょう。
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