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青森県ねぶたとねぷたの違いは?
青森ねぶた祭り。。熱気あるねぶたまた行きたい
2014年撮影#ファインダー越しの私の世界#写真撮ってる人と繋がりたい#写真好きな人と繋がりたい#カメラ好きな人と繋がりたい#photographer #風景 #過去の写真#祭り #夏祭り #青森県 #ねぶた#ねぶた祭り pic.twitter.com/yP4HS1cf9l— Tennshousann (@tennshousann) April 23, 2021

青森にいきたいけど、ねぶた祭りはやっぱり見たほうがいいのかな?
そういえば、「ねぶた祭り」と「ねぷた祭り」があるって聞いたけど、何が違うの?
青森県のお祭りといわれて、「ねぶた祭り」「ねぷた祭り」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
「ねぶた」と「ねぷた」って何?そもそも違うお祭りなの?一緒のお祭りなの?と疑問に思う方も多いと思います。
早速解説していきましょう。
ねぶたとねぷたは訛りの違い
結論から言うと、「ねぶた祭り」と「ねぷた祭り」は異なるお祭りです。
しかし、この呼び方の違いは単純に訛りの違いと考えられおり、明確な答えははっきりしていないんです。(!)
要するに、呼び方が異なるだけで語源は全く一緒ということですね。
実際に、青森県では至る所でねぶた(ねぷた)祭りが開催されており、青森県の西側にある弘前・五所川原などの津軽地域は「ねぷた」、真ん中~北側にある青森市や下北エリアなどは「ねぶた」と呼ばれることが多いようです。(※語源等については諸説あり)
ねぶたもねぷたもルーツは一緒で、それぞれの地域に合わせて今日まで発展してきたお祭りなのです。
青森県おすすめお祭り3選をご紹介!
さて、ねぶた「ねぶ(ぷ)たまつり」の言葉の違いについておつたえしましたので、以降はねぶ(ぷ)た祭りのうち主要な3つのお祭りを徹底解説していきます!
【弘前市】ねぷた祭り
Summer
Festival
Hometown
Family
Frienes #summer #festival #hometown #ねぷた祭り#fun #thanks #Friends pic.twitter.com/UxVZcgDJUl— April1983 (@April19832015) August 5, 2019
まずは「ねぷた祭り」から。
一般的に想像されているねぶた祭りと混同されがちなのがこの「弘前ねぷた祭り」です。
青森県弘前市で開催されるねぷた祭りですが、ねぶたと同様非常に歴史のあるお祭りなんですよ。
詳しくご説明していきますね。
概要と特徴
青森県の津軽エリア(左側です)に位置する「弘前市」で、毎年8/1~8/7に開催されるお祭りです。
「ねぷた」と呼ばれる山車の形は「扇形」が主流で、祭り期間に運行されるねぷたの数は80台ほどです。
ねぷた祭り最大の特徴は、「市町村単位でねぷたを運行する、地元民のためのお祭り」ということ。
後述の立佞武多祭り、青森ねぶた祭りには、観光客も参加できる「観光資源」としての意味合いが強くありますが、それに比べるとこの「弘前ねぷた祭り」は、地域に根差した、地元のためのお祭りという意味合いが強いといえます。
また、弘前ねぷた祭りは「戦いの前のお祭り」という説もあり、どこか厳かな雰囲気があるのも特徴です。
ねぶた祭りに比べると迫力や賑やかさには欠けますが、「にぎやかなお祭りが少し苦手だな」「風情を感じられるお祭りを落ち着きながら見たいな」という方にはぴったりのお祭りです。
実際に弘前ねぷた祭りに行った人の感想

灯りがともされたねぷたがきれいだったな。
扇形の形にきれいに描かれていて風情があるよね。

小さい子供がねぷたを引っ張って、親がそれを見守っていて、
温かい気持ちになるお祭りだったなあ。

ねぶた祭り3つをはしごしたけど、弘前ねぷたが一番好きかな。

扇形がメインだけど、仕掛けねぷたや違う形もあって面白い!
台数が一番多いから、いろんな種類のねぷたが見れるのがいいね。
お祭りと一緒に回りたい!周辺の観光エリア
- 白神山地:日本最大のブナの原生林。「青池」が有名ですね。
- 鯵ヶ沢町:「わさお」の生まれ故郷!
- 深浦町:夕日が有名です。
【五所川原市】立佞武多祭り
8月5日、青森県五所川原市で開催された五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭りに、第10ミサイル防衛中隊のメンバーが参加しました。巨大な立佞武多が壮大です。
(U.S. Army Photo by Staff Sgt. Andre E. Russo) pic.twitter.com/9cdqXh4FWW— 在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) August 29, 2018
続いてご紹介するのが、「立佞武多(たちねぷた)祭り」です。
県外の方でこの立佞武多をご存じの方は「通」ですね!
実は、この立佞武多祭りは先述した弘前ねぷた・後述する青森ねぶたと異なり、長い歴史の中で一度開催が途絶えた過去があります。
その背景も踏まえて詳しくご説明していきますね。
概要と特徴
弘前市から車で45分ほどの場所に位置する「五所川原(ごしょがわら)市」で毎年8/4~8/8に開催されるのがこの立佞武多(たちねぷた)祭りです。
なんといっても驚くのがねぷたの大きさ!
「立ち」ねぷたの名前の通りほとんどの山車が立った姿で作られており、その大きさには圧巻です。
運行されるねぷたの数は15台ほどですが、大きなものは23メートル(ビル7階相当)もあるというから驚きです。
ねぷた祭り・ねぶた祭りに比べると知名度が低いように感じる「立佞武多祭り」。
それには「長らく現在の形で開催がされていなかった」という理由があります。
というのも、明治時代まではほかのお祭り同様に毎年開催されていたお祭りでしたが、文明の発達に伴い「電線」が普及したことで、大きさのある立佞武多は運行が困難となり一度途絶となったのです。
しかし、平成に入ってから立佞武多の復興を望む声が上がり始めます。
そして、それを受けた五所川原市は、祭りを開催するために電線を地中に埋めるという決断をしたのです!
その結果、立佞武多祭りは平成10年におよそ80年ぶりに復活しました。
当時の大胆な施策が功を奏し、いまでは青森が誇るお祭りの一つとなっています。
「喧嘩ねぷた」と呼ばれていたこともあり、「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」という津軽弁でやってしまえ!という意味の掛け声が特徴です。
ちなみに、この立佞武多祭りは戦士たちの「戦いの最中」をあらわしたお祭りともいわれています。(※諸説あり)大きな山車に挑戦的な掛け声を聞くと、その背景にも納得ですね。
実際に立佞武多祭りに行った人の感想

迫力がすごい!!!!
ただ大きいだけじゃなくて綺麗で見ごたえがある。

威勢のいい掛け声が楽しい!
旅行から帰ってきた後も耳に残るな~。

とにかく、圧倒的な大きさ!
絶対に見てほしい!

何回見ても感動するし、何回でも見たい!!
美しくてかっこいい!!!
お祭りと一緒に回りたい!周辺の観光エリア
- 斜陽館(金木町):太宰治の生まれ故郷にある資料館。
- 十三湖:しじみが有名。
- 竜飛岬:津軽半島の先にある、見晴らしのいい岬です。
- 不老不死温泉:夕日を眺めながら入る露天風呂は絶景
【青森市】ねぶた祭り
日本の祭り(青森:ねぶた祭り) pic.twitter.com/gSSOD3RKL3
— 美しい日本 (@utsukushi_japan) July 9, 2021
最後にご紹介するのが「青森ねぶた祭り」です。
日本三大火祭りの一つと言われており、青森県の中ではおそらく一番有名なお祭りです。
青森の名物として紹介されるお祭りのほとんどがこの「ねぶた祭り」です。
皆さんも、青森県のポスターやテレビで一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
最後はねぶた祭をご説明していきますね。
概要と特徴
ねぶた祭りの正式名称は「青森ねぶた祭り」といいます。
県庁所在地の「青森市」で毎年8/2~8/7に開催されます。
青森市は市内に空港もあり、新幹線も通っているのでアクセス面は抜群です。
扇形の弘前ねぷたとは異なり、人形型の立体的なねぶた(山車)が主流で、一度に練り歩くねぶたの数はおよそ20台ほど。
「ラッセーラーラッセーラー」という独特な掛け声が特徴です。
掛け声の由来としては、青森ねぶたまつりは「戦いに勝ったあとの祝杯のお祭り」と言われており、「(戦いに勝ったお祝いに)酒を“だせ”だせ」「灯りを“だせ”だせ」の「だせだせ」が「らせらせ」になまったことだといわれています。(諸説あり)
そして、青森ねぶた祭りの最大の特徴は「跳人(はねと)」と呼ばれるねぶたとねぶたの間を練り歩く立場の人がいること。
なんと、この「跳人」は、指定の正装をしていれば観光客でも参加することが可能なんです!
観るだけではなく、観光客も参加ができるお祭りって珍しいですよね。
観光客と地元民が一体となって作り上げるねぶた祭りは、見てもよし・参加してもよしのお祭りです。
余談ですが、跳人は正装の一部として鈴をたくさんつけているのですが、跳人が落とした鈴を拾うと幸せが訪れるといわれています♪
筆者は見たことも跳人として参加したこともありますが、本当に楽しいですよ^^
(楽しくなると激しく跳ねてしまうため、翌日の筋肉痛にはご注意ください。(笑))
実際に青森ねぶた祭りに行った人の感想

流石は日本三大火祭りの一つ。
迫力と美しさに息をのむこと間違いなし。

何年も前に1度見に行ったけど、
今でもねぶたの造形をはっきり覚えてるくらい感動した!
子どもを連れてまた見に行きたいな。

地元の人と一緒に跳人として参加して、本当に楽しかったな。
観光客が参加できるお祭りって少ないから、貴重な体験だった。

ねぶた囃子が心地よく耳に残ってる。
混雑してたけど行ってよかった!!!
お祭りと一緒に回りたい!周辺の観光エリア
- 酸ヶ湯温泉:ひば百人風呂が有名な歴史ある温泉です。
- 浅虫温泉:青森市の端に位置する温泉街。電車が通っているためアクセス〇。
- 十和田湖:秋田にまたがる湖。夏季は解放されている山道を通れば2時間かからずにたどり着けます。(冬季は積雪のため封鎖)
お祭りに来る時の注意点
綺麗だなあ……世の中落ち着いたら一度ねぶた祭り行ってみたいね。 pic.twitter.com/1Z2fWcQFy6
— はね@XBX買ったよ (@Kazahane) July 11, 2021
夏にはぜひお越しください!と締めくくりたいところですが、最後に注意点をお伝えします。
このねぶた祭りが密集している8月上旬の時期は、青森市~五所川原市~弘前市周辺のホテル・新幹線・旅館すべてが秒殺レベルで埋まります。
パックツアーで前もって抑えられていることも多く、予約ができないことも!(涙)
そのため、もし宿を確保される場合は前もっての事前予約、電話での取り押さえ、ツアーでの取り押さえ、Airbなどの民泊など、いかなる手段も視野に入れてくまなく探すことを強くお勧めします。
また、移動に時間はかかりますが、開催地から少し離れた場所で宿を借りるという手段も考えてみてください。
また、大変言いづらいのですが
この時期はかき入れ時のため、旅館・レンタカー・駐車場代などの価格が全体的に高騰します。
バス等の公共交通機関も本数を増やしますが、それでもかなり混雑します。
ご自身の体力やご予算と相談しながら、最適なプランでお越しください!
それを踏まえても一度は見ていただきたい、誰にでも自信をもってお勧めできるお祭りです♪
青森へご旅行の際は参考にしてくださいね。
まとめ
今回は、「青森県ねぶたとねぷたの違いは?おすすめお祭り3選をご紹介!」ということで、青森県の3つのおすすめ「ねぶ(ぷ)た」祭りのご紹介と、ねぶたとねぷたの違いについてをご紹介させていただきました!
単独で見てももちろん楽しめますが、それぞれのお祭りの成り立ち・歴史を踏まえると、連続で見るのも一興かもしれませんね。
この3つのお祭りは微妙に時期がずれており、開催している3つの市も比較的近いため、(弘前⇔五所川原⇔青森それぞれ30km~50kmほど)、弘前でねぷた→五所川原で立佞武多→青森市でねぶたとぐるっと見て回ることも可能なんですよ♪
歴史的背景や成り立ちを知ることができると、より面白くお祭りを見ることができますよね。
この記事が、興味を持ってくださった皆さんのお役に少しでも立てていたら嬉しいです。
ねぶ(ぷ)たの景色、音楽、熱気は、みなさんにとって最高な夏の思い出になること間違いなしですよ!^^
みなさんもぜひ「ねぶ(ぷ)た」祭りを見に・体験しに、青森にいらっしゃってくださいね。
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